こんにちは、DSKです。
あなたはどの様な方と結婚したいと考えていますか?
別の記事で婚活市場における自分の市場価値を分析する重要性についてまとめましたが、今回はお相手に求める条件の整理と、必要に応じて見直す事の重要性についてまとめます。
ご自分が結婚相手に望む条件を想像しながら読んでみてください。
自分の求める条件を書き出してみよう
まずはあなたが結婚相手に望む条件を書き出してみましょう。
思い付くまま自由に書き出してみてください。考えるだけならいくらやっても無料です。自分自身が何を望んでいるのかを把握するためにも、正直に全てを出し切ってみてください。
条件はいくつ位出てきましたか?
友人には一晩で100個書き出した猛者がいましたが、そこまで出せる人は多くないと思います。せいぜい10個、多くて20個位ではないでしょうか。
では、その中に何個「これだけは譲れない」という条件がありますか?
例)僕の場合
僕が婚活を始めた際に設定した条件は以下になります。
以上です。
ふざけてるのかと思う方もいるかもしれませんが、僕自身は大真面目でした。
どんなに綺麗な方でも、どんなに年収が高い方でも、どんなに若い方でも、3つの条件の内1つでも満たしていなければお断りしていました。逆に言えば、この条件を満たしている人は全員プロフィールを見る対象になっていました。
勿論絶対条件を満たしていれば誰でも良いという訳じゃあありません。絶対条件を満たされている方の中から、個人的に感じる相性の良し悪しなどを以下の印象から判断していました。
これらの条件の理由
僕の場合3つの絶対条件は、前妻の象徴的な特徴の真逆にしました。前妻には「年上」「仕事好き」「前妻の血液型」という3つの特徴がありました。
性格の不一致が原因で離婚していますので、似た様な特徴を持つ方を極力避けた結果になります。
ですのであまり意味のある条件だったとも言い辛いのは事実です。
これだけの条件でもかなり絞り込まれる
驚くべき事に、たったこれだけの条件でもかなり絞り込まれてしまいます。
僕の例ですと、日本人におけるABO式血液型の割合は以下の様になっています。
日本人におけるABO式血液型の割合は、おおよそA型40%、O型30%、B型20%、AB型10%といわれています。
一般社団法人日本血液製剤協会:ABO式血液型より引用
例えば一番多いA型をNGとした場合、40%の方はお断りになります。
次に30~40代しか登録していないアプリを利用したとして、30代を年下、40代を年上と分類してみます。
30~39歳女性の独身女性(未婚+離別+死別)=2,588,084人
総務省統計局「令和2年国勢調査 調査の結果」より引用
40~49歳女性の独身女性(未婚+離別+死別)=2,696,848人
未婚女性の人口比率とマッチングアプリの利用者比率が必ずしも一致する訳ではありませんが、仮に一致した場合は50%を超える人が対象外となる事が分かります。
仕事好きかどうかは条件から判断することが難しいので無視して、全体の何割がこの条件を通過するか計算してみましょう。
なんと、これだけの条件で未婚女性の70%が対象外となってしまうのです。
女性の求める「普通の人」は超高倍率のお話
一時期話題になりましたが、婚活中の30代女性が言う「普通の人」が実際はほとんどいないというお話。みなさんは耳にされたことがありますか?
ここで言う普通の人とはこの様な条件になります。
- 大卒
- 公務員or会社員
- 年収500万以上
- 清潔感がある
- 年齢が±5歳以内
- 容姿が好み(妥協出来る)
- 身長170cm以上(妥協出来る)
- 長男以外(妥協出来る)
これらの条件を満たす男性の確率を計算してみましょう。
実際の数字を求める為にはもっと複雑な計算と、正確な数字が必要になりますが、正確な数字を調査することが記事の目的では無いので、単純にそれぞれの数字を掛け合わせて確率を求めてみましょう。
ということで、ざっくりとした計算ですが49歳以下の未婚男性の内588人に1人は普通の人です。
更に普通の人の条件に容姿・身長・長男以外が追加され、交際中の女性がいない事も必須条件になります。これは物凄く低い確率である事はもう説明不要でしょう。
自分の条件を振り返ってみましょう
この記事の冒頭で書き出してみた条件を見直してみてください。
どうでしょう?
1つ1つの条件自体は全体の50%程度を求めている物かもしれません。しかしそれがいくつも掛け合わさると、結果的に物凄く希少なお相手を求めている事になってはいませんか?
極端な条件を設定していませんか?
例えば年齢について極端な例を出して考えてみます。
芸能人の年の差婚
芸能人ですと年の差婚の話は結構ありますよね。少し前だとTOKIOの城島茂さんが24歳年下の奥様とご結婚されました。
「男は20歳年が離れてもいけるんだな!」と思った方は落ち着いて考えてください。
城島茂さんは全国的に有名なアイドルグループのリーダーで、芸能生活も長い超有名人。私達の様な一般人とは市場価値が全く違います。はっきり言って全く参考になりません。
世間の一般的な認識
Googleで「婚活 年の差」と入力した時の辛辣なサジェストがこちらになります。
残念ながらこれが現実です。
以下はパートナーエージェントさんが行った『女性が何歳年上まで許容出来るか』というアンケートの結果になります。
相手が年上である場合、「10歳以上」でもOKだと答えた女性は「25〜29歳」で12.7%、それ以外の世代は全て14.5%でした。
パートナーエージェント 「年の差婚、どこまでOK?」より引用
10歳以上差の女性だけを狙った場合、無理だとは勿論言いませんが成功率はかなり低くなります。
どうしても年の差がある奥さんが欲しい人であればこれ以上何も言いませんが、なんとなくいけそうな気がしてる位の方は、一度立ち止まって考え直してみてはいかがでしょうか。
結婚相手に求める条件は人それぞれ様々だと思います。ですが条件が厳しくなれば厳しくなる程対象となる異性の数は少なくなり、倍率が高くなります。
高い倍率を勝ち抜ける程の魅力を身に着けるか、もしくは優先度の低い条件から妥協もしくは撤廃してみてはいかがでしょうか。
条件を複合的に考えてみよう
もしあなたが今マッチングアプリをやっているのであれば、先程書き出してみた条件を全て設定して検索してみてください。どれくらいの方が対象となりましたか?
そして次に、自分にとって優先順位の低い条件を緩める or 外して検索してみてください。
当然ですけど検索結果が増えましたよね。増えた人数にもよりますけど、もしかしたらその中にスゴく魅力的な方がいるかもしれません。
この様に、お相手への条件を変更する事であなた自身の選択肢が広がります。ただし闇雲に広げれば良いというわけでもありません。なるべく最初の希望に近い形を維持したまま希望条件を広げる方法について解説していきます。
例1)婚姻歴で考えてみる
まずは婚姻歴で考えてみましょう。
例えば婚姻歴についての希望条件が「初婚のみ」の方の場合、お相手の婚歴を「離婚歴あり&子供なし」と緩和してみるのはいかがでしょうか。
婚姻歴がある事自体が絶対に譲れないのであればダメでしょうけれど、バツイチ子なしを視野に入れれば選択肢は間違いなく増えます。
バツイチ子なしの方は戸籍にバツが付いているだけですし、転籍する事で消す事が出来ます。婚姻歴があることと、長く付き合った人がいることの違いは一体何なのでしょうか?
むしろ一度誰かに選ばれている程魅力的な方の可能性もありますし、一度離婚を経験しているからこその気配りが出来る方もいるでしょう。
もし初婚とバツイチ子無しの間に大きな違いを見出だせないのであれば、婚姻歴の条件を緩める事で新たな出会いが期待出来ますよね。
例2)女性の言う「普通の人」で考えてみる
先程挙げた普通の人を例に挙げて説明します。
妥協できると書いていない5つの条件の内、検索条件で指定出来ない「清潔感」以外の条件を組み合わせて考えてみてはいかがでしょうか。
年収×年齢で考えてみる
まずは年齢と年収に目を向けてみましょう。30歳と39歳では年齢が9歳違います。にも関わらず年収の条件が一律500万円以上というのは、若い方に対してかなり不利な条件設定であると言えます。
例えばこの様に条件を設定してみたらいかがでしょうか?
これはあくまで例なので、普通の人を希望されている方のご希望に沿っているかは分かりませんが、年齢ごとに細かい条件を設定することで選択肢を大幅に増やす事は確実に出来ます。
学歴×職業×年収で考えてみる
他の項目では学歴×職業×年収の組み合わせも考える事が出来ますよね。
「普通の人」が少なくなってしまう理由としては、全てが「AND条件」だからです。
「大卒 AND (公務員or会社員) AND 年収500万以上」という条件を先程の確率で計算すると以下の確率になります。
こちらを、「大卒 OR (公務員or会社員) OR 年収500万以上」で計算すると、どれ位確率が増えるでしょうか。
大卒未満で、公務員でも正社員でもなく、年収500万未満という計算結果が32.95%になるので、全体からそれを引いた67.05%が対象となります。こちらの方がよっぽど「普通の人」という感じがしますよね。
この様に自分自身の条件に優先順位を付けた上で複合的に判断し、対象を広げていく事は、結果として婚活の難易度を下げる事に繋がっていきます。
絶対譲れない条件は変えない方がいい
絶対に譲れない条件については変えるべきではありません。
条件を緩めるという事は、うまくやれば「選択肢を広げる」ことに繋がりますが、下手をすると「妥協する」という事にもなりかねません。
条件を緩め過ぎて本来の自分の条件に1つも当てはまらない人と結婚したとして、あなたは幸せになれますか?
はっきり言いますが、結婚はゴールではありません。
結婚相談所のアドバイザーの方達の中には、結婚が唯一絶対、至高のゴールの様に語ってる方もいると思います。果たしてそうでしょうか?結婚すると新しい環境で新しい生活が始まります。結婚相手と一緒に暮らす日々が続きます。
楽しい時もありますが、辛いことや大変なことも沢山あります。人と人なので喧嘩だってすることもあるでしょう。そんな辛い時を乗り越えられるのはパートナーへの愛情が必要になってくるでしょう。
結婚するために妥協し続けて結婚した相手に愛情を持てますか?
結婚したら誰もが必ずしも幸せになれる訳ではありません。誰かと一緒に生きていくということは、一人で生きていくよりも遥かに多くの問題が浮上しますし、大変なことも本当に沢山出てきます。
結婚するために妥協し続けて結婚した相手と一緒に苦難を乗り越えていけますか?
ありきたりな言葉ですが、結婚はゴールではなくスタートです。
離婚は結婚の10倍は大変です。離婚経験者だから言えますが、あんな苦しく辛い思いを味わう人は一人でも減ってほしいと心から思っています。
不幸な結婚を避ける為にも、この条件だけは譲れないという物がある方は、その条件を大事にされる事をおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
結局の所、的に当たる確率が一定なら、的の数が増えれば弾丸が当たる確率は上がります。
対象となる方の数を減らして婚活の難易度を上げるのではなく、対象となる方を増やして婚活の難易度を少しでも下げる工夫をしていきましょう。
この記事がお役に立てる事を願っています。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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