【2022年度版】 5年以内に結婚出来る『本当の確率』を調査・検証

婚活の準備

5年後、あなたはどの様な生活をしていると思いますか?

結婚する気が全く無い方は今と同じ生活かもしれませんが、そういった方はそもそもこのブログに来ないでしょう。

ですので、皆さん「結婚したいなー」「結婚出来ていたらいいなー」などと考えていることでしょう。

では、実際それぞれの年代の方が5年以内に、どれくらいの確率で結婚出来るのでしょうか。

よく耳にする以下の数字ではありません。これらの数字が間違っている理由も併せて説明します。

  • 40代前半初婚女性が5年以内に結婚出来る確率は1%
  • 30代後半初婚男性が5年以内に結婚出来る確率は3%

今回は2020年度の国勢調査を利用して5年以内の結婚確率を計算しました。

ご自分の性別・年齢と照らし合わせて、どれ位の確率で結婚出来るのか参考にして頂ければ幸いです。

よく聞く結婚出来る確率は間違っている

Image by Gabe Raggio from Pixabay

こんな情報を聞いたことがありませんか?

  • 40代前半初婚女性が5年以内に結婚出来る確率は1%
  • 30代後半初婚男性が5年以内に結婚出来る確率は3%

これ、ウソです

ではどの辺がウソなのか、どういう計算をしているのかについて、例を挙げて説明します。

  1. 2015年の35~39歳未婚男性は、35~39歳全体の35%
  2. 2020年の40~44歳未婚男性は、35~39歳全体の32.2%
  3. 35%-32.2%は2.8%だから30代後半未婚男性は約3%しか結婚出来ない!

こんな計算をしています。これっておかしいですよね。

「全体」には「既婚者」「離別」「死別」が含まれます。

初婚の方が5年以内に結婚する確率を求めるのに「既婚者」達の情報はいりませんよね。

ですので、この数字を正確な日本語で表現するとこうなります。

  • 40代前半初婚女性が5年以内に結婚したのは、同世代女性全体の1%
  • 30代後半初婚男性が5年以内に結婚したのは、同世代男性全体の3%

なぜこの間違った計算結果がまかり通っているのかは定かではありませんが、予想出来る理由としては以下の様なものではないでしょうか。

  • 極端な数字を提示する方が人々の関心を惹けるから
  • 結婚関連の仕事をしている人達が自分達の実積を高く見せる事が出来るから

では、正しい情報を得る為の計算式とはどの様なものでしょうか。

計算する元となる情報と計算式

Image by David Schwarzenberg from Pixabay

今回の計算では人口統計データとして一番確度が高い国勢調査の情報を利用します

国勢調査では一度も結婚した事が無い方は「未婚」に分類されます。

つまり

(2015年時点でのある世代の未婚者数 – 2020年時点での同一世代の未婚者数)/ 2015年時点でのある世代の未婚者数

という計算で、2015年の未婚者の内、何%が結婚出来たかが求められます。

具体的な例として、2015年時点で35~39歳未婚男性で計算してみると以下の結果になります。

(1,416,172(2015年35~39歳未婚男性) – 1,142,805(2020年35~39歳未婚男性) ) / 1,416,172(2015年35~39歳未婚男性)= 19.30%

3%とは全然違いますよね。

計算で使用する情報

計算する情報の元ネタに興味無いよ!という方は次の項目は読み飛ばしてしまって構いません。

2020年度の情報は、総務省統計局が開示している令和二年(2020年)度版の国勢調査「令和2年国勢調査 人口等基本集計結果 結果の概要.pdf」の30ページ「表Ⅲ-2 配偶関係,年齢(5歳階級),男女別 15 歳以上人口(2020 年)」及び、令和2年度国勢調査の詳細な情報を参考にします。

そして比較する情報として2015年度の情報が必要なので、同じく総務省統計局が開示している「平成27年国勢調査人口等基本集計 結果の概要.pdf」の28ページにある「表Ⅲ-2 配偶関係,年齢(5歳階級),男女別 15 歳以上人口-全国(平成 27 年)」及び、平成27年度国勢調査の詳細な情報を参考にします。

当たり前ですが、5年経過すると人は5歳年を取ります。

ですので、例えば2015年に30~34歳だった方は、2020年には35~39歳になっています。

国勢調査では各世代の人数が集計されている為、2020年の年齢と同世代として比較するのは2015年の5歳若い層になります。

留意点

国勢調査は速報値と確報値で数字にブレがあります。

また集計方法・調査対象について2015年と2020年に差異があるため、集計方法の見方によって結果に差異が生じることをご留意ください。

各世代の5年以内に結婚出来る確率

各世代の未婚者が5年以内に結婚出来る確率を計算しました。

未婚者の中には恋人がいる人や、結婚をするつもりの無い人、婚活をしている人など、色々な状況の方がいます。

それら全ての人々を対象とした計算となります。

なお、婚姻歴のある方は離別・死別の項目に含まれる為、初婚の方が結婚出来る確率になります。

20~24歳が5年以内に結婚出来る確率

男性:30.95%

女性:36.22%

20代前半の方が5年以内に結婚する方は男女共に30%を超えます。

20代後半までに結婚する確率になるので納得の数字ですね。

25~29歳が5年以内に結婚出来る確率

男性:37.29%

女性:44.13%

20代後半の方が5年以内に結婚する方は男性が37%、女性は44%を超えます。

かなり多くの方が結婚される時期ですね。

30~34歳が5年以内に結婚出来る確率

男性:28.53%

女性:33.37%

30代前半の方が5年以内に結婚する方は男性が28%、女性は33%です。

20代後半から見るとピークアウトしている状態ですね。

まだ結婚出来る人は多いですが、女性は3人に2人は結婚出来なくなってきます

35~39歳が5年以内に結婚出来る確率

男性:19.30%

女性:20.88%

30代後半の方が5年以内に結婚する方は男女共20%程度に落ち込みました。

5年以内に結婚出来るのは5人に1人しかいないということになります。

40~44歳が5年以内に結婚出来る確率

男性:12.59%

女性:11.82%

40代前半の方が5年以内に結婚する方は男性が12%、女性は11%程度です。

男女共に5年以内に8人に1人程度は結婚出来る計算になります。

45~49歳が5年以内に結婚出来る確率

男性:10.56%

女性:9.51%

40代後半の方が5年以内に結婚する方は男女共に10%前後です。

結婚出来るのは10人に1人程度ですね。そもそも結婚するつもりがない人も多そうですが、実際に結婚するのはとても難しい事が分かります。

この数字から分かること

男女共に20代後半~30代前半に結婚出来る人が多く、ここがピークの年齢になります。

30代後半になると5人に1人しか結婚出来なくなり、40代になると5年後の結婚率はかなり低くなってきます。

これらの数字からも「男性は何歳でも結婚出来る」というのは真っ赤なウソだと言えるでしょう。

結婚したい20代の方の場合

結婚したい人は「その内いい人が現れたら~」などと呑気な事を言っていると、婚期を逃す恐れがあります。

恋人がいない方、恋人が真剣に結婚を考えてくれない方は、30代前半までに結婚しないと難易度は格段に上がる為、1日でも早く婚活を始めた方が良いでしょう

30代後半以降の方

5年以内に結婚出来る確率は大幅に下がります。

真剣に婚活を行っている方も含めて5~10人に1人しか結婚出来ておらず、年齢を重ねる毎に難易度は上がっていきます。

ですが、40代後半でも10人に1人は結婚出来ていますので、諦めずに婚活を続ける価値はありますよ

2025年頃の確率は要再検証

2020年3月から始まったコロナ禍が婚活に与えた影響は少なくありません

婚活パーティーではマスク着用義務があったり、デートもなかなか出来なかったりと婚活が進まなかった方も少なくないでしょう。

この期間の影響が数字に現れるのは2025年度版の国勢調査の結果が確定してからになります。

僕自身非常に興味深く考えているので、2025年度版の国勢調査が行われたら再度検証したいと考えています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

30代後半以降の結婚率は世間で言われている数字よりも遥かに高いので、結婚したいと考えている方は希望を捨てる必要はありません

とはいえ、厳しい数字であることには変わりはありません。

また全ての世代に共通して言えることとしては、結婚したいと考えている方は1日でも早く婚活を始めた方が良いでしょう。

全ての婚活手段についてまとめた記事にある様に、婚活の手段には様々なものがあります。

予算と結婚への熱意を考え、自分に合った婚活手段を検討することをおすすめします。

この記事があなたの婚活のお役に立てる事を願っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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